「認知症の世界」をテーマに学習会をおこないました

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「認知症の世界」をテーマに学習会をおこないました

ナースの見聞録
「認知症の世界」をテーマに学習会をおこないました

ナースの見聞録

3月の奨学生会議

3/31（木）に看護・医学奨学生、看護・医学内定者が集まり合格お祝い会を兼ねた学習・交流会を開催しました。
今回の講師は認知症認定看護師の青木さんです。
「認知症の世界」をテーマに講義をしていただきました。
認知症の人からはどの様に私たちの行動が見えるのか。世界はどの様に映っているのかを動画も観ながら学習しました。

増え続ける認知症有病率

高齢化が進み寿命が長くなった事で65歳以上の認知症有病率も上がっており、2025年には5人に1人が認知症になる事が予想されています。
認知症について学習し認知症の人から見た世界を知る事で、医療者としてどう関わっていけば良いかを一緒に考えました。

全ての記憶がなくなるわけではない

講義の中で、認知症の方が私たちに語りかける動画が流れました。
“自分が自分である事の確信が持てない”
苦痛があるのに言語で上手く表現ができなかったり、新しい事に対応するのが難しかったり、病感はあるのに病識がない。心理的な苦痛はある。失敗や忘れを指摘されても次にどうしたら良いかわからず考えもまとまらない。
そんな不安の中で生活している事に衝撃を受けました。
認知症の方の“全ての記憶がなくなるわけではない”という言葉が印象的でした。
昔よりは認知症に対する知識が増えたとはいえ理解していない事の方が多く、
今回の学習は今後医療者として働く学生にとってとても有意義な内容になりました。