8月は医学生と看護学生が集まり学習・交流会を行いました。講師はみさと健和病院医療社会課課長でMSWの増子さんです。
はじめに事例①を提示してもらい情報を得ます。この事例に対してSDH(健康の社会的決定要因)の視点で、“どんな問題が隠されているか?”、“この人がおかれている状況は?”を一緒に考えます。4月、5月とSDHについての学習を行いましたが、なかなか身近に感じる事ができていなかったようですが、今回は解説をしてもらいながら考えていきます。
考え方が少しわかったところで事例➁を考えてみます。事例➁の解説を聞きながら視点の持ち方に慣れていきます。ここで「無料・低額診療制度」の説明を受けながら、最後に事例③をグループに分かれて医学生、看護学生が一緒に考えま
病気は様々な要因(遺伝・生活習慣・社会的な問題など・・・)からなるものです。病気になった経過の背景、その人が抱えている社会的背景へも目を向ける事(SDHの視点)が必要です。
疾患だけ見るのではなく、その人がおかれている立場・生活状況を把握する事で治療効果が変わってくる事もあります。
今回はMSWが関わった事例を取り上げる事で、より身近に感じる事ができたようです。今後患者さんと向き合う時、今日学んだ事を忘れずにSDHの視点でをもって患者さんをみていきたいとの感想があがりました。
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