2011年11月13日(日)東洋大学白山キャンパスを会場に第17回全国在宅ケア研究交流集会が開催されました。
在宅ケアの関係者にとって、おそらく今最も関心が高い介護保険の2012年改正を軸に、様々な内容で学習や交流を行ないました。
午前中の部は介護保険の現実と諸問題について、また「24時間対応の定期巡回・随時対応サービス」を含む「地域包括ケア」についてシンポジウムが行われました。 健和会のリーダーとして、24時間巡回型の訪問看護・介護事業を提起し実現させてきた増子忠道医師も壇上に上がりました。
午後は分科会でした。その中の1つのテーマが本物の24時間在宅ケアを広めるであり、健和会から、「24時間巡回型在宅ケア・千住方式〜ナースとヘルパーの力をあわせて」と題して話題提供を行いました。
日中・夜間の訪問看護・介護の映像を公開しながら、北千住訪問看護ステーションの副所長から具体的な解説を行いました。
住み慣れた自宅で、地域で生活するとはどういうことか、ビデオを見ると一目瞭然でした。それは、「人が人として尊厳を持って生きること」、そのものでした。
今回の集会では、ヘルパーさんの「生活していけない」賃金の低さを嘆く声も聞かれました。健和会の24時間対応も、もちろん黒字ではありません。人が人として尊厳を持って生きられる社会へ向けて、介護保険の行方を注視するだけではなく、現場にいる私達が声をあげなければと、深く考えさせられた集会でした。
→看護部ブログでも詳しく報告していますのでご覧ください。
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