10月28日(金)に池袋のサンシャインシティ・文化会館にて、全日本民医連学術運動交流集会が開催されました。全国の民医連加盟事業所から多職種による様々な活動報告があり、その数何と500演題以上!(口演・ポスター合わせて)。
経営や職員の雇用を守りながらも、無差別平等・非営利・人権尊重の医療と介護福祉を実現しようと全国で頑張っている民医連の仲間が集まりました。報告内容は勉強になるものばかりですが、皆が一生懸命に取り組んでいる様子が伝わって来て、心打たれるものが多かったです。
健和会看護部からは8演題報告しました。
☆柳原病院☆
テーマ:学生の学びが看護師を育てる
報告者:3階病棟師長YAさん
テーマ:乳がん手術を受ける患者の入院前から退院時の気がかり〜術後のインタビューを通して〜
報告者:4階病棟MYさん
テーマ:中途入職者への入職後研修の進めかたに対する実態および意識調査
報告者:副総師長
☆みさと健和病院☆
テーマ:がん終末期のせん妄〜せん妄症状へのアプローチを考える〜
報告者:緩和ケア病棟MAさん
テーマ:化学療法を受ける患者へのケア〜入院治療と外来治療におけるQOLの比較からの検討〜
報告者:5階東病棟MEさん
テーマ:下肢動脈造影治療後の腰痛緩和への取り組み〜腰部の圧分散と軽擦法を取り入れて〜
報告者:4階西病棟YKさん
☆訪問看護ステーション群☆
テーマ:訪問看護ステーションでの安全と質の向上の取り組み
報告者:北千住訪問看護ステーション所長
テーマ:看護師訪問看護を楽しむための教育研修プログラムの実践報告
報告者:大島訪問看護ステーション所長
分科会はテーマごとに19会場に分かれて行われましたが、ほとんどの会場が満員でした。
以下はみさと健和病院緩和ケア病棟から報告したMAさんの感想です。
「全国の民医連からの参加であったため大勢の人が集まり、関西弁、東北弁も飛び交い民医連の大きさに圧倒されました。
私は患者に寄り添った看護というテーマを持って癌終末期に生じる『せん妄』という症状の看護について発表しました。とにかく緊張しました。子供の前でも練 習しました。「上手だね。頭良いね。」という言葉に気分よく自信を持って発表に挑んだのですが、いざマイクの前に座ると心臓が突き破ってくるようでした。
文章を作り上げるのは大変でした。中々進まない状況に3歳の子供からは「お母さんは早く勉強しなさい。」と言われるまでに…。文章を作り上 げるのは大変ですが、じっくり考ることで『せん妄症状』を学ぶことができ、発表することで『事例のまとめ方』『事例の発表方法』を学ぶことができました。 この発表で少しは『せん妄症状を持った患者』に対して慌てずゆっくり看護ができるようになったと思います。
今回の発表で、みさと健和病院に緩和ケア病棟があることや、病棟では患者に寄り添った看護をしていることを知ってもらったと思います。
今後は「そういえば、埼玉県にこんな病院があったよね」と頼られるような、緩和ケアを行っていきたいと思います。 」
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