ナースの見聞録｜みさと健和団地診療所健康祭　肥田舜太郎医師　講演会

10/2（日）健康祭で長年被爆者医療に携わってきた肥田医師による講演会。患者さんをはじめ地域の幅広い年齢層の方が参加されていました。
先生自身が体験した、医師として命を救えないむなしさ、内部被爆の実態、長期に渡って被害が続く辛さを聞き放射能の恐ろしさを再認識しました。そして当時 から原爆症の患者の実態調査が治療のためでなく、戦争の道具として原子力の開発に使われてきたこと。現在の原子力推進派の安全神話誕生の経緯が理解出来ま した。
どんな名医でも治すことが出来ない放射線による健康被害。しかし、信念を持ち、健康的な生活を自ら舵取りして行なうことで人の一生は変わってくる。９４歳 になった現在も、原子力の脅威、健康の大切さを多くの人に伝える使命を持っている肥田先生。前向きでユーモアを交えての講演から、自分の健康・地域の健康 を守っていこうというパワーをたくさんいただくことが出来ました。