ナースの見聞録｜看護部中堅研修「手を用いたケア」絶賛開催中です！

健和会看護部では９月から中堅研修を開始しています。

今年度のテーマは　手を用いたケアとして、

Ａ：腰背部温あん法

Ｂ：手浴・足浴

から好きな方を選んで受講します。健和会の卒４年目以上の全看護師が対象です。

大世帯ですので、全8回開催します。

看護部の方針として、今年度は基本的な看護技術を見直すと共に、あらためて「手を用いたケア」の効果を認識し、日常の看護ケアに生かしていこうというわけです。

下はＡ：腰背部温あん法の研修の様子です。

60〜70℃の熱いお湯に厚手のタオルを浸して、ギュッと絞ります。

熱すぎないように温度を確認して背中に当てて、乾いたバスタオルをかけた上から押さえます。「あ〜気持ちいい〜」となります。

下はＢ：手浴・足浴の研修の様子です。

実施前後で皮膚温を測り変化を見ます。足浴の時、バスタオルを1枚掛けるだけで効果倍増！経験すれば実感しますね。

どちらも体の一部を温めることで、リラクゼーション効果・血流促進効果・内臓運動活性化などの効果が検証されています。自律神経（副交感神経）に働きかけるのではないかと言われています。

研修ではお互いに体験し、その「気持ち良さ」も味わいました。

違う職場の看護師同士でワイワイやるのもまた楽しかったようです。

患者さんからの「ありがとう」や「気持ち良かった」の声で疲れが吹き飛んだ経験は、きっと誰もが持っていることでしょう。

薬に頼る前に、患者さんも看護師も嬉しい「手を用いたケア」を、もっと取り入れたいと思った中堅研修でした。

臨場感あふれる研修の様子はブログでご確認下さい。