ナースの見聞録｜看護奨学生・医学奨学生合同学習企画「みさと地域フィールドワーク」

１９８３年にみさと健和病院が開設されて２８年になります。今日まで地域の方々の健康と暮らしを支えながら健和会は医療、看護を様々なかたちで展開してきました。
将来、健和会で働く一職員として三郷市内に事業所がいくつあるのか、また役割や地域との連携について、実際に学生が事業所を訪問しグループワークをつうじて学びを深めました。

当日は朝から雨が降り出してしまいましたが、訪問看護師と一緒に患者さんのお宅にお邪魔した学生、デイサービスを体験した学生など貴重な時間を体験できたようです。

グループワークでは、「どの事業所も共通した理念があって、患者さんの立場に立った看護をしている」とあらためて実感できた。という学生や、ディサービス を体験した学生は「利用者さんにとって、この場所は社会交流の場であり世の中とのつながりの場所なんだと」実感したと話す学生など、事業所によって違う特 徴が数多く出されました。
また、訪問することで浮き彫りになった「介護で抱えている問題を考えていきたい」と新たに課題も見出す機会にもなりました。

地域との連携については、みさと健和病院の地域連携室スタッフから、「連携の重要性」と「患者さんとのかかわり」の話をしていただきました。
命は平等であること、お金の有る無しで医療を差別してはならないこと、実際の事例を元に話をしていただきました。
地域に開かれた、信頼された病院であるためにはこれからも患者さん中心の医療、看護を提供していくことが私たちの役目であることを改めて痛感しました。

今回の合同企画で得た新たな気付きや、問題点を今後の学びとしてさらに深めていけたらと思っています。