2020.12.26
健和会の医療看護を紹介するブロ子です。
今日はみさと健和病院副主任会議Kさんからキラリ看護を紹介してもらい
ました。
みさと健和病院の副主任会議では毎月各部署のキラリ看護を持ち寄って報告を
行っています。今日はその中で心に残った症例のご紹介です。
みさと健和病院 7階の緩和ケア病棟からのキラリ看護です。
直腸癌術後再発。疼痛コントロールが中々上手くいかない中、病棟スタッフ達は
ポジショニングや除圧など患者さんの苦痛緩和を図るため必死に対応しました。
患者さんは6年生の双子の母でもあります。
死期に対する不安も強く、お子さんたちへの告知や向き合い方にとても悩み、
涙することもあったそうです…
(想像しただけで胸が痛いです…患者さんもたくさんたくさん悩んだでしょう…。)
リエゾンも介入し病棟の枠を超えて患者さんを支え続けました。
以前もブログで「リエゾン回診」をお伝えしましたが、
みさと健和病院は精神科T医師と認知症認定看護師A看護師で
2019年よりリエゾンチームとして活動しています。
リエゾンとは…フランス語で「つなぐ」「橋渡しする」「連携する」
という意味を持ち病気の治療中に発生する精神症状についてスタッフが
より良くケアでき治療が円滑に行えるように連携することです。(素敵!)
ある時、患者さんが〈思い出の場所に家族旅行がしたい〉と願ったそうです。
その願いを叶えるべく、病棟スタッフ達は立ち上がりました!
リエゾンチーム始め、医師、薬剤師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカー
など…病棟の枠を超えて多職種で患者さんを支え、連携を図り、
なんと!家族旅行を実現することができたそうです。
患者さんは帰院後笑顔で「ありがとう。」と涙ながらに仰ってくれたそう。
家族で海に出かけ患者さん、ご家族が満足感を得られる旅行になったそうです。
そして…患者さんが笑顔で帰院された姿を見て、
スタッフ達は皆、<願いが叶えられて良かった。> そう感じたとのこと♡
患者さんや家族の思いに寄り添う、
とても!とても!素敵できらり♪な看護エピソードをお届けしました。
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