2020.11.19
健和会の医療看護を紹介するブロ子です。
研修ニュースから紹介します。
今年は、コロナ対策で研修は各事業所単位で行われています。
卒1も、各職場の先輩たちに支えられすくすくと育っています。
夜勤自立の声も聞かれます。先日はフィジカルアセスメントの
研修が行われました。
そして毎年行われています「事例の取り組み方研修」が開催され
ています。
卒1は、心に残った場面から
卒2は、過去の事例を振りかえって
卒3は、意識的に取り組んだ看護についてまとめます。
研修では、初めてオンラインで会場をつなぎ、同じ講義をきいて
各会場でグループワークを行ったようです。
毎年この事例をまとめることにより、大きく成長する姿を見ることが
できます。発表会が楽しみです。
昨年の卒1の事例から一つ紹介します。
転倒して体動困難となった脊柱管狭窄症の70代女性。臀部から足首にかけての痛み
が強くあり、挨拶をしても笑顔がなく「痛い」や、活気のない返事が多く、リハビリ
に対しても消極的であった。はじめはどう接したらいいのかわからなかったが、目線
を合わせて話すことと、なんとか痛みを和らげたいと温かいタオルで温めたり、摩っ
たりしながら、家族の話や何気ない会話をした。すると患者様から「ありがとう、と
ても楽になった」と感謝のことばがきかれるようになり、笑顔が見られるようになっ
た。それ以降、患者様から温罨法を「今日もできますか?」と希望されるようになり、
行うと痛みが軽減していきリハビリも進んだという。
当初痛みが強く、リハビリや離床に消極的だったが、患者様と目線を合わせて話し、
患者様から痛みの状況やどうしてほしいのかを聞いたり、患部の温罨法や摩ることに
より、安心感を持ってもらうことができ痛みも軽減していった。そして看護師に対し
て自分の気持ちを表現するようになり、リハビリも進んだという。前向きになったの
ですね。
一年するとこんなに成長するんですね。ブロ子は感動です。
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