2024.12.03
みなさん、こんにちは。
今回は、11月16・17日に行われました東京て・あーて塾について報告
します。
て・あーて塾は、看護部と”て・あーて推進協会”の共催で開催されます。
メインテーマは“て・あーて”の基本 触れるケア ~心の声を聴き、心地よく触れるケア技術を高める~です。
北海道から鹿児島まで全国から34名の参加があり、熱心に学び、楽しく交流しました。
初日は葛西統括看護部長の挨拶に始まり、2人の先生方の“心の声を聴く”をテーマにした講演でした。
臨床看護学研究所の川嶋みどり所長による講演「ふれて心の声を聴く看護師の手」では、看護が触れなくなった現場の状況にふれながら、手の効用をあらためて確認し、そばにいて、よく聴き、触れるケアをすることが、看護の本質でもあること。心の声を聴くには、患者の立場に立てないことを前提に、少しでもそこに近づけるよう、想像し、共感する重要性などが事例もまじえながら語られました。診療の介助技術を重視しがちな昨今ですが、看護本来の業務である日常生活行動援助の重要性を再確認する時間になったのではないでしょうか。
野の花診療所の徳永進先生の「患者さんの心の声を聴く-野の花診療所の日々-」では、ご自身の経験を、ユーモアあふれる語り口で、けれど本質的な事柄を鋭く突きながら20のテーマで語っていただきました。“傾聴”というような耳障りの良い言葉は要注意であること、聴診器ではなく聴心器を持って本気で聴かないと…、一番大事なことはonly listeningです…、あの看護師さんが病室に入ってきたときに嬉しいと感じるのは、心と体が一緒に入ってくるからなんです…ハッとさせられる言葉の数々でした。
2日目には手を用いたケアを実践している一般急性期、高度急性期、回復期3病院からの報告があり、柳原リハビリテーションからも桑折看護部長、近藤病棟師長より回復期ケア病棟で熱布ケアや足浴など手を用いたケアに意識的に取り組んでいる報告があり、取り組みのプロセスと成果を共有しました。
午後は、て・あーて事務局も兼務している、臨床看護学研究所のスタッフによる軽擦法と熱布ケアの講義と演習でした。受講者は、ポイントを押さえた優れた手技により、わずかな時間、限られた道具でも、これほど心地良くなれるとの体験を通して、手を用いたケアの効果を実感し、笑顔溢れる時間となりました。
共に学び合った2日間、活気ある満足感の高い研修でした。
研修の成果が、各地で芽を出し花開くことを期待しています
健和会には、東京・埼玉の病院・クリニック・訪問看護ステーション・介護施設など看護を学べるたくさんの施設があります。
また、看護師を目指す高校生や看護学生、キャリアアップを目指す看護師の方々に向けて日々の活動や取り組みを発信しています。
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