透析室での実践、「ナイチンゲールですね」

みなさん、こんにちは。

みさと健和クリニック透析センターです。

今回は、透析室での看護の様子をお伝えしたいと思います。

長期透析患者さんは、長期透析合併症を有することが多々あり、末梢血管障害から、四肢の抹消が壊死する場合があります。

今回は、急速に手指、足趾の傷が悪化、壊死し、自分では処置を行うことが困難となった患者さんから「透析室で処置をしてもらえないか」との声があり、家族やケアマネ、訪問看護の介入が整うまで、透析室で処置を行いました。

処置をする際、患者さんは痛みを訴え、看護師一人で処置をするには約30分かかりました。そこで３～４人で一度にと考えましたが、一度では痛くて‥手指を手浴できれいにし、その間他の処置をするなど、苦痛が最小限となるよう努めました。

スタッフ不足もあり、休憩時間の捻出も難しい中、いつも処置に入ってくれるスタッフが、「ナイチンゲールですね」と明るく言ってくれたのが印象に残ります。

その時、私の頭にはナイチンゲール誓詞の「我が任務を忠実に尽くさんことを」という一文が浮かびました。

寡黙で、近寄りがたい患者さんでしたが、処置が終わるといつも「ありがとう」と、対応スタッフに感謝の言葉を忘れずかけていました。

透析室では「安全・安楽に透析を行う」を目標としていますが、こんな風に患者さんのそばで、看護にあたっています。

皆さんは、ナイチンゲール誓詞、覚えていますか。

（余談ですが・・私は、授業が始まる前に毎回音読？したので、だいたい覚えています☻）

まだまだ、暑い日が続きます。みなさん、体調に気をつけて頑張りましょうね！