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2013.03.27
東京都足立区・墨田区・葛飾区・江東区・江戸川区・港区・埼玉県三郷市に11ヶ所の訪問看護ステーションを展開する健和会訪問看護ステーションです。こんにちは。
健和会訪問看護ステーションでは定期的に事例検討会を開催しています。
何年も継続している事例検討会ですが、今回初めて!利用者さんが自ら参加されました。
A氏は小児期からの脳性麻痺で、人一倍大きな困難を背負って生きてこられました。
脳性麻痺からくる筋肉の緊張で、話すことに大きなエネルギーを使います。
それに加えて気管切開してスピーチカニューレが入っており、話すことで呼吸も苦しくなってしまします。
それでも皆に伝えたい思いがあり、一生懸命話してくれました。
以下、A氏の話された内容をご紹介します。
この日のスーツはA氏が20代の頃にあつらえたものですが、一度も袖を通すことが無いままでした。それを25年以上経たこの日に着ることができました。この日の為にA氏は久しぶりにデパートへ出かけ、スーツに似合う帽子を買ってきたそうです。
ご両親の胸中を思うと、熱くこみ上げるものがありました。
A氏はほぼ寝たきりの状態からがんばって、今ではカラオケで歌えるまでになりました。看護学生や訪問看護ステーションのナース達が皆でA氏とカラオケに行き、何と7人とデュエットし、計17曲も熱唱したそうです。
とてもここには書ききれない、長い長い道のりでした。
スーツにやっと袖を通した今がA氏の本当の青春かもしれませんね。
胃ろうを決断した時。
ヘルパー導入を決断した時。
スピーチカニューレを決断した時。
大事な決断をした時にはいつも、A氏の隣には訪問看護師がいました。
「なぜこんなにがんばれたのか」との問いに、A氏は担当の看護師を指さし
「自分をわかってくれた」
と言いました。
自分の苦しみや本当の願いをわかって、いっしょに悩み、いっしょに闘う訪問看護師という存在。その仕事は楽ではありませんが、得る宝物もまた人一倍大きなものなのですね。
やっと桜もほころぶ春になりました。
この後もA氏と両親とヘルパーと訪問看護師、そして沢山の関係者の日常は続いて行きます。
どうぞその道が平和で健康で幸せであるように、心からお祈りしています。
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