看護部ブログ|訪問看護新人研修&公開講座 第一日目でした(訪問看護ステーション)
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2012.06.27
健和会訪問看護ステーションです。
訪問看護師新人研修が始まりました。
今年度は公開講座として、一般の看護師の皆さんも参加しています。 6月13日(水)に第1回目を行ないました。
予想以上に申し込みがあり、とっても嬉しい教育委員会です。
午前の部は健和会臨床看護学研究所の伊藤さんが講師。
テーマ:対象の捉え方−訪問看護師としてのよりよい援助を目指す−
「今、日本はどんな国か?」として、医療費の問題、在宅医療・終末期医療の問題など、大きな流れの中の訪問看護の位置を再認識する内容でした。
特に過日NHKのクローズアップ現代で放送された、「病院で死ねない」というテーマのVTRには、皆衝撃を受けました。この厳しい現実の中で、我々は利用者さんの何を大事にして、どのように理解して行ったらよいのでしょうか。
講師の伊藤さんは、健和会臨床看護学研究所の川島みどり所長の理論を引用し、看護実践とは・生活行動援助とは何かを解説。また障害を医学モデルよりも社会モデルの視点をから捉え、その人が望むように暮らし続けられるような環境を整えることの重要性を説明しました。
利用者さんが社会とつながりを持つ上で、訪問することがすでに風穴になること。利用者さんを肯定的に捉え可能性を見出すことで、看護師も環境の一つになりうるのだとお話されました。
…それで、グループワークは「メンバーのいいとこ探し」。
肯定的に捉える体験…のはずが、ついつい日ごろの仕事で感じていることが噴出し・共感し・話が弾み・・・。まあ、これはこれで看護師の心に風穴が開いたかな?という感じです。
すっかり仲良くなって午前中の講義は終了しました。
午後は大御所、健和会訪問看護ステーション顧問で健和会看護介護政策研究所所長の宮崎和加子が講演しました。
そのお話はまた次回。See you。
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