看護部ブログ|本物の24時間在宅ケアを行う訪問看護☆祝17歳!(訪問看護ステーション)
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2011.11.16
こんにちは。健和会訪問看護ステーション
です。
在宅ケアの関係者にとって、おそらく今最も関心が高いのは、介護保険の2012年改正ではないでしょうか?
改正の目玉として挙がっているのは「地域包括ケア」。
中でも 24時間対応の定期巡回・随時対応サービス です。
健和会は全国に先駆けて、1994年から24時間巡回型の訪問看護・介護事業を行ってきました(介護保険のものと形は違いますが)。第1回目の夜間巡回が11月16日だったというので、本日17歳
HAPPY BIRTHDAYです!
この17年間一日も休むことなく、夜間も看護師とヘルパーが利用者宅を訪問し、体位変換したり吸引したり、がんのターミナルの方へは麻薬の注射をしたり、臨時の対応をしたり…。本当に現場の職員の頑張りには頭が下がります。
同様な訪問看護を行っている所が、全国に1〜2事業所あるのかないのかさえ明確ではない現在ですが、なぜ今、24時間対応の定期巡回・随時対応サービスが注目されているのでしょうか。
さて、2011年11月13日(日)東洋大学白山キャンパスを会場に
第17回全国在宅ケア研究交流集会
が開催されました。
午前中の部は介護保険の現実と諸問題について、また「24時間対応の定期巡回・随時対応サービス」を含む「地域包括ケア」についてシンポジウムが行われました。
健和会のリーダーとして、24時間巡回型の訪問看護・介護事業を提起し実現させてきた増子忠道医師も、壇上に上がりました。
午後は分科会。
その中の1つのテーマが本物の24時間在宅ケアを広める。
健和会から、
「24時間巡回型在宅ケア・千住方式〜ナースとヘルパーの力をあわせて」
と題して話題提供を行いました。
日中・夜間の訪問看護・介護の映像を公開しながら、北千住訪問看護ステーションの副所長から具体的な解説を行いました。
利用者さんとヘルパーさんが車椅子で街を散歩すれば、すれ違う近所の方々が声をかけて立ち止まり、世間話をしている光景。
スーパーに行ってヘルパーさんが商品を読みあげれば、利用者さんが買いたい物や食べたい物を選んで購入する場面。
全介助でも一人暮らしで生活している女性が、膝に乗った飼い猫をなでながら話す場面。
住み慣れた自宅で、地域で生活するとはどういうことか、ビデオを見ると一目瞭然でした。
それは、「人が人として尊厳を持って生きること」、そのものでした。
なぜ今、24時間対応の定期巡回・随時対応サービスなのか。
「なぜ今」というより、「やっと今」なのかもしれません。
夜間の定期的な訪問看護・介護があれば、住み慣れた地域で生活できる人が大勢いるのです。そしてそれこそが、17年前、健和会が24時間巡回を始めた理由でもあります。
ヘルパーさんの「生活していけない」賃金の低さを嘆く声も聞かれた今回の集会。
健和会の24時間対応も、もちろん黒字ではありません。
人が人として尊厳を持って生きられる社会へ向けて、介護保険の行方を注視するだけではなく、現場にいる私達が声をあげなければ!ですよね。
健和会には、東京・埼玉の病院・クリニック・訪問看護ステーション・介護施設など看護を学べるたくさんの施設があります。
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